導入前の課題・ニーズ
- 建屋ごとに独立した監視カメラシステムであったため、映像の管理や確認が建屋ごとでしか実施できなかった。
- 死角ポイントが存在するため、棟全体を把握することができなかった。
- お客様が別棟の稼働状況が分からないので、一括監視の運用を検討していた。
- 時間的制約が多くあり、作業可能エリアも限られるため、施工スケジュールの計画が困難だった。
ソリューション
建屋毎の監視スタイルから集約化監視スタイルへの移行実現に向けたネットワーク環境を構築した。
ポイント
- 各棟のネットワークを接続することで、複数台の監視カメラ映像を一括管理でき、棟ごとの稼働状況や防犯に伴うモニタリングが容易となる。
- 監視カメラの増設によって死角をなくし、防犯セキュリティの精度が上がる。
- ネットワークレコーダーによって映像管理や確認が遠隔地でも可能になる。
システム概要図
導入後の成果
- 監視カメラネットワークの一括監視が可能となり、場所に捉われず大容量のデータが扱えるシステムとなった。
- 既設ケーブルを流用し、コスト削減及び省スペースを活かす施工方法により、全棟をつなげる監視カメラネットワークの環境構築が実現できた。
取り扱いサービス
- 監視カメラ(Panasonic)
- スイッチ(UNIVERGE QX)
- ルーター(UNIVERGE IX)
- 作業計画実現に向けた現地調査
- ケーブル入線用管路の敷設
- 事前ケーブル敷設(LAN)
- 既設ネットワーク機器リプレース
- 監視カメラ更新および、増設
- 画角調整
担当者の声
多くの監視カメラ案件は事後確認や防犯目的で構築されることが多いですが、青雲荘様はホテル運営にもカメラをご活用されており、リアルタイム監視を必要とされておりました。
そのため、今後のメンテナンスや保守内容も重視して、複数ある弊社の取り扱いカメラメーカーの中から国産のPanasonicにて構築を行いました。
障害発生時にはリアルタイムでホテル運営に影響を及ぼします。弊社にて構築頂いたからには、今後のアフターフォローにおいても精一杯の対応をさせて頂きたいと思います。
セールスSec.1 担当者
本案件は、入社後初の担当案件となり、現地調査から始まり、お見積もりの作成、社内営業担当や技術部門との連携・協力・支援によって竣工することができました。
現場管理として完成に向けてどう協力業者へ指示するのかがとても難しく、次に活かせる良い経験ができました。
お客様には、調査や施工に伴う質問事項及びホテル案件特有の施工時間の調整などに大変ご協力いただき、現場作業も円滑に進めることができました。
インフラデザインSec. S.W
お客さまの声
株式会社青雲荘
代表取締役社長 杉林功一様
コロナ禍ということもあって、契約から施工まで時間を要しました。また、年中無休で営業しているため、時間の制約がある中での作業となりましたが、入念な打ち合わせの結果、全体を見渡すことができ、死角のないカメラ更改が実現できたと思います。
今後は防犯、防災への活用はもちろんのこと、リアルタイムなホテル運営にも役立てていきたいと思います。
Company Profile
株式会社青雲荘
所在地 〒590-0832 大阪府堺市堺区出島浜通5-32番地
設立 1963年4月1日
従業員数 50名
事業内容 ケータリング及び給食業、喫茶及びレストラン業、旅館及びホテル業、上記施設の運営、管理業及びコンサルティング業、日用雑貨品、食料品、衣料品、ギフト品、酒、ソフトドリンク等の販売業、不動産の売買・仲介・賃貸業、損害保険代理店業、各業務に付帯する一切の業務